ボデガス・ロダ (BODEGAS RODA)

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オーナー:マリオ ロットリャント氏、カルメン ダウレリャ女史

場所:この醸造所はアロー村はずれのリオハ地区北西の角に有ります。畑はリオハ・アルタ地区を中心に約28の畑でブドウ栽培をしています。そのうち毎年、最良の畑17を選び、その17の畑のブドウのみを収穫してロダワインを醸造します。

 

 

規模:150haの畑でブドウを栽培しています。内約50%が自社畑で残りは契約畑です。しかし、ブドウ栽培のケアーは全てロダで行います。

土壌:土壌は粘土、石灰岩の混ざった土壌と砂地の土壌。

樹齢:ロダでは樹齢30年以上の樹から収穫されるブドウしか使用しません。畑の植え替えたものについては30年以上にならないと使用しません。

醸造と熟成

bodegas02まず畑に拘り葡萄栽培には農薬の使用は極力避け、化学肥料は一切使いません。葉をある程度落とす事で葡萄の房の日照、風通しの良さを確保します。そして完熟した葡萄は大変注意深く葡萄を傷つけない様、手で摘み取り、20kg入りの籠に入れワイナリーに素早く運び、さらに醸造所で葡萄を選別します。

除梗した葡萄は潰し、大きなオーク樽で温度コントロールを30℃以下で行いながら発酵、マセレーションを行います。そして低い気圧でワインを圧搾し、乳酸発酵を行う為にバリック樽に移します。この樽は225リッターのフレンチ・オーク樽(バリック)で内50%は新樽で残りの50%は一年使用した樽を使いワインは約18ヶ月樽の中で熟成させます。

ロダ・ウノとロダの選別は全てテイスティングによって決められます。

bodegas03樽熟が12ヶ月を過ぎた時点で全ての樽をブラインド・テースティング行い、赤い果実の風味があってフルーティーなものをロダ(ドス)、黒い果実の風味があって、より凝縮感の強いものをロダ・ウノにします。

ロダの哲学としてウノは常に最高品質で無ければいけません。そしてドスも常に素晴らしい品質でなければいけません。葡萄の出来が最高の年にはウノしか生産しません。そして優良な年にはドスしか生産しません。しかしドスはセカンドワインではありません。どちらも全く同じ方法で醸造する高品質なワインを目指しているのです。

もし、どの樽も素晴らしいと言える品質に達していない年であればどちらのワインにもブレンドされる事もなく、またロダのラベルでも販売される事もないのです。