消臭効果試験資料

緑茶乾留エキス(消臭有効成分として)の薬用石けんへの応用紹介
<消臭効果試験資料>

この度、当社が開発製造し展開をしております緑茶乾留エキス(FS)について、薬用石けんへの消臭有効成分としての配合が厚生省より承認されました。緑茶乾留エキスは、100%植物性のデオドラント成分として腋臭防止剤(医薬部外品)を始め、各種化粧品に応用されております。

化粧品、医薬部外品市場は、新たな市場ニーズを開拓すべく日々新製品が投入されておりますが、この度当社が開発しました緑茶乾留エキスは、老若男女を問わずデオドラントという常に求められている効能効果に対し、100%植物性という親しみやすさと安全性と効果を兼ね備えた植物性消臭成分です。今後益々浸透すると考えられる、爽やか清潔志向と近年クローズアップされてきた介護関連についても企画対応が可能と考えられます。

この度のご紹介を期に、ぜひ製品企画のご検討に緑茶乾留エキスを一考されることをお薦めいたします。以下に関連の消臭試験資料を紹介致します。

試験液

1.薬用ソープ(緑茶乾留エキス配合、以下FSとする)・・・・・・洗浄剤+殺菌剤+緑茶乾留エキス(FS)
2.薬用ソープ(FS配合無し)・・・・・・洗浄剤+殺菌剤

目的

薬用ソープに配合している緑茶乾留エキス(FS)の消臭効果について、モデルケースとして豚皮を使用して試験を実施し評価した。

試験方法

操作方法の概略図

試験結果

各悪臭成分について、各9回測定した結果を表に示した。

試験結果表

まとめ

表:機器分析による除去率今回、消臭効果試験を実施した薬用ソープは、一般的な薬用ソープ(殺菌剤配合ボディーソープ)に緑茶乾留エキス(FS)を配合したもので、石けん成分及び殺菌剤では不十分な体臭の消臭を緑茶乾留エキスを配合する事で効果的に消臭する事が確認できた。すなわち、殺菌成分では体臭の発生を防止する事はできるが、すでに発生してしまっている体臭については効果が弱い。一方、緑茶乾留エキスは発生してしまっている体臭への消臭効果が認められた。

※薬用シャンプーへの使用実績もあります。